
Special Contents
女性社員クロストーク
シキボウで活躍する女性社員と
社外取締役が
ざっくばらんに語らいました。

研究・開発
機能材料部門
2019年入社
M.Hさん

営業
産業資材部門
2022年入社
K.Yさん

総務人事部長
コーポレート部門
1987年入社
M.Sさん

社外取締役
監査等委員
2022年就任
Y.Hさん
仕事内容について

M.Hさん
私は化成品部で食品にとろみをつけたりする「増粘多糖類」の研究・開発に携わっています。主に工場内の研究室で試作品の開発を行っているほか、営業と一緒にお客様先に訪問して、自社製品のご提案をすることもあります。
私は産業資材部門で「フィルタークロス」の営業部に所属しています。営業は外勤営業と内勤営業に分かれていて、私は内勤営業を担当しています。お客様からの依頼を受けて自社工場や外注先に生産を依頼したり、在庫や納期の管理などを行なったりしています。

K.Yさん

M.Sさん
私は1987年に新卒で入社しました。社歴は35年以上になりますね。入社時は繊維部門でマーケティング関係の仕事をしており、その後、営業部内で営業、企画など複数の部署を経験しました。コーポレート部門に移ったのは8年ほど前ですね。
私は弁護士として活動しており、2022年6月にシキボウの社外取締役に就任しました。取締役会での提言・提案をはじめ、コーポレートガバナンスや女性の活躍推進の視点でアドバイスをさせていただいています。

Y.Hさん
シキボウの文化・社風

K.Yさん
社外取締役の方から見て、シキボウの特長だと感じるところはありますか?
シキボウは安定感がありますよね。歴史もありますし、今までの経験を踏まえて事業を運営しているので、その点がすごく強みだな思います。

Y.Hさん

M.Sさん
たしかに、安定感の背景にある技術力と生産力がシキボウの大きな強みですね。もちろん長い歴史の中でうまくいかなかった事業もあるのですが、シキボウには「失敗も次に活かしていく」という文化があります。その文化をもとに色んなことにチャレンジして、130年紡いできた結果、今がある、という感じですね。
産業資材部門でも長年お取引をしているお客様が多いので、そこは本当に強みだなと思います。技術があるからこそ、お客様からの信頼につながっていると実感しています。

K.Yさん

M.Hさん
歴史で言えば、化成品部の工場で生産している「タマリンド」という増粘多糖類は、作り方が40年ぐらい変わってないんです。「最初にしてゴール」なのかなというぐらい高い技術で作られていまして。ちょうど今、研究・開発メンバーで作り方の見直しに取り組んでいるんですが、先輩方が考えた製法で一般商品化されているものなので、変えることが果たしてプラスになるのか…、試行錯誤しているところですね。

入社前・入社後のギャップ

Y.Hさん
シキボウに入社して驚いたことはありますか?
私は入社してからずっと化成品部の工場にいるので他の部門のことは分からないですが、工場にはプロフェッショナルな方が多いと感じています。部署を異動することなく何十年というキャリアを積まれている方がたくさんいるので、皆さん本当にプロだなと思いますね。

M.Hさん

M.Sさん
結果的に一つの専門分野でキャリアを積む方が多いですね。専門性を深めるスキルアップという観点では良いと思いますが、部門を超えたキャリアの形成や人材の交流がもっと活発に行われてもよいと思っています。
研修で他の部門の同期と会う機会があるので、私はいつも研修が楽しみです。あと、私が入社して驚いたのはボウリング大会ですね。大阪本社では組合主催のボウリング大会が年に1回開催されるのですが、200人ぐらいでボウリングをするんです。初めて参加した時は「なんかドラマみたいな感じだな」と思いましたね(笑)

K.Yさん

Y.Hさん
ボウリング大会!楽しそうですね。普段話をしない方ともコミュニケーションが取れると思いますし、共通の話題もできていいんじゃないですか。大阪弁護士会も運動会をやっていますね。
部門を越えて気軽に交流できるコミュニケーションの場作りは、これからももっと盛り上げていきたいですね。

M.Sさん

K.Yさん
大阪本社の地下食堂が「マメcafe」としてリニューアルされて、私もよく活用しています。コーヒーが無料で飲めたり、ミーティングスペースやオンライン面談用のスペースもあるのですごく便利ですね。他部署の方とお話しする機会も増えました。
キャリアについて

M.Hさん
最近、キャリアについて考える機会が多いのですが、皆さんが若手だった頃に目指していたキャリアはありましたか?
明確なキャリアのイメージを持っていたわけではなかったのですが、憧れる上司や先輩の姿を見て「自分も同じようになりたいな」という想いは強かったですね。はじめて営業の仕事をした時は本当にいっぱいいっぱいで…。プレゼンもうまくできなかったですし、それが悔しくて「絶対に上司や先輩みたいにできるようになる!」とずっと思っていました。

M.Sさん

Y.Hさん
私は「一生働き続けられる仕事がいいな」と思っていたんです。当時は女性でずっと働く人は多くなかったので、法関係なら長く続けられそうと思ったのが弁護士を目指したきっかけですね。
自分が目指したいキャリアと実際に求められるミッションが異なることもあると思うんですが、そういう時はどうされていましたか?

M.Hさん

M.Sさん
たしかにありました。営業職から部門の管理的な業務に配属となった時、自分はつくづくこの仕事は向いてないなと思いましたね(笑)でも振り返れば、あの時の経験があるから今につながってるというか、糧になっていると実感します。色んな仕事に挑戦すると視野もひろがると思いますね。
女性の活躍を推進する立場としては、皆さんよりも下の世代の人たちのことを意識して仕事に取り組んでもらえたら嬉しいですね。皆さんががんばることで道ができて、女性が働きやすい環境がどんどんできあがっていくので、エールを送りたいです。

Y.Hさん

家庭と仕事との両立

M.Sさん
私は産休・育休を3回取得しました。上の子はもう就職しているので、若手社員の皆さんと近い年齢ですね。
私は上の子どもが高校3年生で、下の子が中学2年生です。

Y.Hさん

K.Yさん
今の私は時間をすべて自分に充てられる状況ですが、結婚・出産というライフステージを考えると、どういう風にやりくりしていくのかが想像がつかないですね。
私も同じで、仕事と家庭を両立できるイメージがまだちょっと湧かないです。産休・育休・育休後の復職を経験されているのは本当に尊敬します。

M.Hさん

M.Sさん
子どもが小さい頃はたしかに忙しかったですね。人って100点を取ろうと思ってもなかなかできないじゃないですか。だから自分の中でバランスをとって乗り越えてきました。あと、子どもや家族からもらうパワーはすごく大きいですね。
私の場合は常々、「家事・育児に男女は関係ない」「女性が働くのは当たり前」と家族に話をしています。子どもたちにも「できることは自分でやろう」という方針を徹底していますね。そのほうが子どもの成長につながると思いますし、がんばって働く姿を見せることで憧れを持ってもらえたらいいなと思っています。

Y.Hさん

M.Sさん
会社の皆さんのサポートもすごく大きかったと思います。産休・育休の時は皆さんが私の仕事を引き継いでフォローしてくださいましたし、復職してからも、子どもの体調が悪くなったりして仕事を急にやすんだりする時もありました。それでも、上司や同僚が温かく受け入れてくれたので感謝していますね。あと、同じように仕事と家庭を両立しているママ友の存在も大きかったです。一緒に戦う戦友みたいな(笑)愚痴を言う時は思いっきり愚痴を言ったりもしましたね。
ありがとうございます。ママ友ってそういう存在でもあるんですね。両立って大変だとばかり思っていたのですが、楽しさもあるかも知れないと感じはじめました。

K.Yさん

制度について

M.Sさん
シキボウには育休、時短勤務、フレックス勤務制度がありますので、多くの方に制度をフル活用していただきたいと考えています。他にもこんな制度があったらいいな、も皆さんからどんどん教えてほしいですね。
色んな制度については社内で詳しく周知していただいているのでありがたいです。働きやすい環境を整えてくださっているんだなぁと実感しますね。欲を言うと、例えば社内託児所のように仕事と育児が近い距離でできる環境があるといいかなと思います。

K.Yさん

M.Sさん
たしかに、大阪本社がある御堂筋線「本町駅」の付近にも託児所が増えましたね。そういう時代に即した環境や制度はどんどん検討していきたいです。それから、これは家庭との両立とは別の話になりますが、やっぱり冒頭でも話題に上がった部門間の交流はどんどん推進していきたいですね。
化成品部の工場は大阪府堺市にあって本社に来る機会も多くはないので、管理部門や他の事業部門も含めて、何かもっと活発に交流できたらいいなと思いますね。

M.Hさん
今後の目標

K.Yさん
私はまず今の部門で営業としてのスキルをしっかりと磨いていきたいですね。身近にいる先輩たちが尊敬できる方ばかりなので、先輩の背中を見てがんばっていきたいです。
私は「良いものを作る」というのがモチベーションになるので、上司や後輩たちと協力して、より良いものづくりをしていきたいと思います。

M.Hさん
